7月15日~20日、新宿パークタワー内リビングデザインセンターOZONEにて夏の大茶会2004が開催中。
お茶にまつわるヒト・モノ・コトが集まっているということで、ウキウキ出かけてきた。
連休中ということもあり、老若男女で混雑している会場。
日本茶、紅茶、中国茶を扱う全国のお店がここに集まり、それぞれブース毎に商品を紹介している。
茶道を紹介するワークショップや入門講座もあり、遠州流茶道に気軽に触れることができる。
さて、いちいち魅力的なモノたちに足止めをくい、なかなか進まないので、だんだん疲れてくる。
京都・小川流煎茶道と、水墨画家 中野素芳氏とのコラボレート空間、「竹縁煎茶会」で一服いただくことに。
煎茶道というのは、江戸時代の中期から末期にかけて、主に文人・墨客の間で非常に盛んになったもので、ちょうどその頃に中国から渡来してきた多くの茶器や道具を取り入れた形式で民間にも広がった。
私の学んでいる茶道とは作法も道具も大きく異なるので、とても興味深く拝見させて頂く。

まず最初に一煎目として出されたのがこれ。何も入っていないようでしょう?
わずかな一滴がガラスの器の中に入っているのだ。これを舐めるように頂く。
飲む、のではなく舌の上で転がす、のだそう。
玉露の一滴は甘みのかたまり。その味は想像を絶するものである。
表現がとても難しいのだが、極度の甘みが濃縮しており、なんというか、塩っからい。
二煎目もまた一滴。
また塩気が口に広がる。本当に不思議な味。
ここでやっとお菓子を頂ける。茶道では必ず最初にお菓子を頂いてから、一服お茶を頂くのだが、煎茶道は極度に繊細な一滴を味わわなければいけないので、お菓子は後で。
三煎目はこの器に3分の1くらい、やっと「飲めた」!
この段階ではすでに出がらしのはずなのだが、やたら美味しく感じる。
初めてのお煎茶経験、印象として「お茶好きのお茶好きによるお茶好きのための煎茶道」だな~、と感じた。
帰りに静岡県茶文化振興協会の発行している、茶文化学術情報誌を購入。
なんともマニアックで興味深い冊子だった。