恒例の葉っぱものシリーズ。
さて、何が隠されているのやら。
秋を代表する果実、柿がごろんとそのまま出てきた。
干し柿を洋酒に漬け、柚子風味の餡が詰めこんである。
最近この干し柿に餡を詰めたお菓子が流行っているようで、源吉兆庵では白餡を、長野の銘菓では栗餡をつめたものがある。
食したことのある方ならお分かりかと思うが、干し柿は、外側のドライフルーツ的食感を噛みしめると、内側から柔らかく熟したペースト状が現れる。それは言わば「柿の餡子」といったところ。
この「万葉乃恵」という和菓子は、この柿の餡子と、小豆を丁寧に漉した餡子とが口中で混ざり合い、その区別は咀嚼と共に、刻一刻と消滅していく。
最後に残るのは、自然の滋味。
実りの秋を満喫するのに、まさに適役。
ここのところ夏風邪で食欲も減退気味、でもこの柿の葉の青い香りは、冴えない頭に光を運んできてくれた。
投稿者 sawacoo : September 1, 2004 12:47 AM | トラックバック