October 02, 2004

虎屋について

虎屋の上生菓子について。
虎屋といえば、羊羹一棹三千円とか、値段ばかり気になるのは私だけだろうか。

ネームバリュー本位なのでは、とこれまで少し敬遠してきた存在だった。
しかしある時、一茶道仲間のおもてなしで頂いてみた薯蕷饅頭は、甘さひかえめで、大納言のコクが生かされた、それはそれは麗しい味であった。

王道をいく潔いまでの決心、それは多角経営に向けられたものというより、むしろ「美味」という曖昧な価値を、永続的に味方につけていくことができる、という自信。

まさにキングオブキングス アンド ロードオブザロード。

というわけで、秋の上生菓子を二つご紹介。
手前が「栗粉餅」。裏漉した栗と白餡を混ぜたそぼろを、極薄の求肥で包んである餡につけたもの。

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奥が「栗鹿の子」。鹿の子は、鹿の子斑(鹿の背の白い斑紋)に見立てて、甘く煮た栗が、栗の漉し餡を包んでいる。

toraaki2.JPG

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きんとんは、そぼろがポロポロ崩れやすいので、細い取り箸の先を水で湿らせて取るとよい、そんな説明書きまで入っている、ご丁寧さ。

虎屋菓寮では、10月いっぱい栗ご飯がいただけるとのこと、ぜひレポートしてきたいと思う。

投稿者 sawacoo : October 2, 2004 12:13 AM | トラックバック
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