突然の雨に降られながらも、何とか無事支部茶会を終えることができた。
400人のお客様に、お濃茶を差し上げる。
お濃茶はお薄にくらべて練るのに時間もかかるし、扱うお茶碗の格だってお薄に比べて何倍、何十倍、高価。お道具も同様、いちいち格が求められる。
格式高い席だからこそ、私のお得意「うっかり、ご愛嬌。」では許されない。
このお茶碗を欠いてしまったら、命でもって詫びるしか…と震える手を抑えながらのお運び(お菓子鉢、お茶碗、茶巾台をお客様へ持っていったり下げたりする役)。
お運びは、替え足袋を2、3足持ってくるのが鉄則。お客様の前で座って礼をすることが多いので、足袋の裏が少しでも汚れたらすぐに履きかえられるように。
立ったり座ったり、お茶碗を出したりひいたり、簡単なことのようだけど、一席に40人いるお茶室の中で、無駄なく、機転を利かせながら動くことは難しい。この動きで、どれだけその人がお稽古を積んでいるか、お茶事経験が豊富かが、すぐわかる。素人の目にも、その違いが歴然としていることはわかると思う。
2ヶ月にわたり、付け焼刃で練習はしたが、自分の至らなさをつくづく実感させられた一日だった。
今日のお菓子は源太さんの「薫風(くんぷう)」。くずでえんどう豆を包んだもの。
お豆のグリーンにくずの薄いベールがきれいにかぶさって、隣の方と顔を見合わせるくらい美味でした。写真は残念ながら…。