April 28, 2004

お手紙

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 「電話はね、相手がどのような状況かにかかわらず、こちらの都合で呼びつけるようなもの。
  それは相手にとって失礼にあたるでしょう。
  だから手紙を書きなさい。
  季節にあわせたきれいな便箋で心をこめて手紙を書くの。
  例え文章が下手でも、丁寧な文字で書けば 心は伝わるものです。
  感謝、励まし、お願い、謝罪など、気持ちを伝えたいと思ったらすぐに筆をとれるように、
  四季それぞれの便箋と封筒を常に用意しておくといいわよ。
  とにかくその日のうちに書くことが大事。
  私へ手紙を書くのもお稽古のうちと思って、必ず書くように。」

お茶会の度ごとに思い出すお説教。
手紙に関しては、私が茶道を始めて最もカルチャーショックだったことの一つ。
それまでは、手紙なんて、年賀状や暑中見舞いに1、2行コメントを書く程度しか習慣としてありませんでした。
他のお弟子さんの話を聞いていると、なかにはちゃんと墨をすって、巻紙に書いている人もいる。。。
平安時代!?

最初は半日がかりで何を書こうか迷っていました。
お茶会で勉強になったこと、先生の御用意してくださったすばらしいお道具への感激、次のお茶会への意気込み、などなど、ゆっくり時間をかけて文字にすることによって、自分の頭も整理されてくる。
手紙なんて面倒くさいと思っていたけれど、こうして時間と労力をかけて書くことで、その分相手の心にも残る。自分の中でも経験、感情を文字化する作業を通して、対象がより思い入れの深いものとなっていく。
メールでさくっと連絡をとれる今だからこそ、時には手紙を書いて気持ちを伝えたい、と思うようになりました。今では先生だけでなく、家族、学生時代の友人たちへ手紙を書くことも。

このように最近でこそすっかりお手紙を書くことが習慣となり、1時間くらいで書けるようになりましたが、それにしてもやっぱりお茶会当日のうちに書く、のは非常に困難!

そう、実は、先週日曜日のお茶会以来、まだ手紙を書いていない。大ピンチ!
少なくとも次のお稽古日土曜日前には届いていないとまずい。

一度他のお弟子さんが速達で先生にお手紙を送ったところ、「何か緊急の知らせかと驚くから、速達なんか使うものじゃないの!」と一喝されたとのこと。速達はだめだ、、

こうなったら最終手段にでるしかないな、、、
最終手段、、おはずかしい限りですが、自分が郵便屋さんとなり、直接先生のお宅の郵便ポストへ投函。何をしているのだろうと、自己嫌悪になる。
もっとお手紙を書く訓練を積み、習慣づけないと。茶人への道のりははるかかなた、遠いです。

明日、消印のないお手紙をにぎりしめてちょっと行ってきます。

April 25, 2004

続・茶会

もう一つおもしろかったこと。
みなさん、2003〜4年は何の年か知っていますか?そう、トルコ年!
やたらトルコ関係の展覧会やイベント多いですよねー

今日のお茶会は5席あったのですが、その一つがトルコ大使館主催のトルコ茶席でした。
和の世界どっぷりの中で、やたら濃い顔の人々が行き来しているな〜と思ったらそういうわけ。
キンキラキンの民族衣装?みたいなの着てる人もいて、不思議な感じがしました。
茶道は、国際文化交流の場としてよく利用されるので、お茶席に外国人の方がいらっしゃるのはいつものこと。それにしても、闘牛士のようなキラキラベスト、なんともアバンギャルド〜

私たちはお水屋仕事で忙しかったのでトルコ茶席には行けなかったのですが、Turkeyのお兄さんがトルコ茶とトルコ名産のお菓子を持ってきてくれました。
トルコ茶は紅茶と烏龍茶の中間みたいな味。かなり発酵度の高いものでした。お菓子は名産のLOKUM。モチモチしたヌガーっぽいものの中にナッツが入ってます。
苦味の強いお茶に甘ーいお菓子、トルコのお茶文化もやるじゃ〜ん!
もし機会があれば是非トライしてみて下さい。

シュークリームの人

今朝は4時に起床、支部のお茶会へ。お水屋仕事(裏方)の集合時間は7時、着いたらさっそく力仕事からリハーサルから、と働きバチになる。
今回は支部主催ということで、流派の役員方々が大集合、総勢600人くらいのお客様が入る大規模茶会。

こういう会に必ずつきものなのがお水屋見舞い。つまりは裏方への差し入れです。
次々と○○幹事長から、○○先生から、○○支部からと差し入れがやってくる。
中身はと言えば大勢で食べられる洋菓子がほとんど。
ゴディバのチョコ、TROISGROSのガレット、彩果の宝石フルーツグミ……
など大勢でさくッと頂けるものばかり。

そんなお水屋見舞いの中でも一際注目なのが、○○幹事長から頂いたシュークリーム(どこのかは?)
このお方は東京における、流派の実務側トップ。必ず今日のような大きい茶会には顔を出す。
そして必ず全てのお水屋にシュークリームを配る。毎回。

別所哲也は「ハムの人」、○○幹事長は「シュークリームの人」なのです。
みんな、「あ〜毎度お決まり、シュークリームが届いたよ〜。」なんて言っています。
冷蔵庫もないお水屋に生菓子、ってちょっと不評なんですけどね、幹事長のお心遣いに感謝!

このようにたくさん来る差し入れをお水屋仕事の合間にパクッと頂いているんです、ちょっとお茶会裏話ですね。
でも、そうでもしないと体力が持たない。朝の7時からお昼15時過ぎまで一時も休むことなくお茶をたてたり運んだりしているのです。お昼ごはんもお水屋のすみっこ、交代で10分以内に頂く。
狭い空間で10数名が行き来するのだから、熱気で汗かきかき、みんなの疲労も激しい。
今日の差し入れの中で一番人気は、ある先生お手製のグレープフルーツのブランデー&お砂糖漬け。ほどよい酸っぱさと甘さに、ついつい手がのびる。「ん〜!疲れも癒える!!」
お水屋仕事の人たちを気づかう、温かい心のこもったお手製差し入れは何よりもおいしいのでした。

April 23, 2004

㊙お教室@築地

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今日は普段から何かと用達にしている「うおがし銘茶」築地本社ビルへ、抹茶のたて方教室へ出かける。
うおがし銘茶は築地市場でのお茶売りから発展して、現在、日本茶業界の風雲児としてひた走るイカしたお茶屋さん。「しゃん」「にゅう」等、ネーミングの斬新さで目をひくが、味はしっかり、きちんと、おさえている。そして包装がかわいい!紙袋の写真のせました。江戸の粋って感じ。おつかいものにもすごく重宝しています。

先月銀座のお茶ギャラリーに立ち寄った際、お茶の入れ方についてのお教室を開いてるとのことを伺い、お誘い頂いたので行ってみることに。
抹茶のたて方を再確認し、なおかつ何か新しい発見があるかもしれない!お教室好きの血が騒ぎます。

本社ビルの一室へ行ってみると40人くらいの奥様方が集まっており、それぞれのテーブルの上には写真にあるお抹茶セット一式が置いてある。お茶碗、お湯さましの小さなお茶碗、茶筅(お茶をたてる竹の道具)、茶杓(竹スプーン)、うおがしのお抹茶「ことのは」一缶、小さな手ぬぐい、といういたれりつくせりの一式。
これを使ってうおがしの社員さんから一通り教わり、わいわい言いながら何服かたててみる。

「あら、あなた上手にたってるじゃない〜。たててる時の音が先生と一緒よ〜」
「えー、全然ですよ。○○さんの方こそすっごくふんわりたってる〜!ちょっと味見させて下さいよ」
「んまぁ、あらお上手言って下さるのねぇ、是非ぃ〜」
てな具合。

一時間強でお教室は終わり、その一式は各自にプレゼント。
お抹茶を家庭で気軽に、という啓蒙活動として、今日のようなお教室は非常に有効だな、と感心。

April 21, 2004

虎カフェレポ

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ヒルズのケヤキ坂を登って角を曲がると、そこはTORAYA CAFE。
いわゆる老舗「虎屋」の面影を残さない、現代的たたずまい。壁はガラス張り、床はアクリル、椅子・テーブルはホワイト&メタリック。

丁度ディナータイムにうつる時間帯だったので比較的すいている。
注文は以下の通り↓
プーア−ル茶白玉葛汁粉+あずき茶(和三盆シロップ付き)
豆乳と白あずきの葛ゼリー+抹茶グラッセ(黒蜜シロップ付き)

特に注目はドリンク。
まず「抹茶グラッセ」というネーミングに一本とられた感じ。お抹茶にきんきんに冷えたお水を注ぎざーっとたてると、クリーミーな泡がなくならず美味しくいただけます。それは知っていたので目新しさはないのですが、グラッセかーーーー。うまいこと言うね。

そしてあずき茶、これはいい。
煮出した小豆を漉すことで、豆の脂質をとりのぞき、紅茶のような澄んだ褐色のドリンクができあがる。そのままだと少しあずきくさいけど、和三盆シロップをいれることでのどごしの良い和ドリンクになってます。
このあずき茶という新しいドリンクに出会えたことが一番の収穫。

デザーツは、一般的な和カフェレベル。
あずきとカカオのフォンダンなど、焼き菓子も充実していたので今度またトライしてみようかな。
価格帯は六本木ヒルズということで、たいていご想像の通りです。

一つ希望を言うならば、とらやのタイガーちゃんマークを取り入れた方がかわいいのにね、ってこと。

最後に。お客さんは美人さん揃いでした。おじさまたちには目の保養になるかもですよ〜

April 19, 2004

金太郎飴

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お茶会は3、4、5月と9、10、11月に集中するため、今の時期は茶道界全体が繁忙期。

今日は25日に迫っている支部主催の大寄せ茶会の最終打ち合わせミーティング。
当日は私たちの支部は立礼(りゅうれいと読みます)の席を担当しています。いわゆるお茶室とは違って、広間にテーブルと椅子を並べて40人くらいのお客様に入っていただく、カジュアルな一席。

招く側の一番のメインテーマは、いかに大人数のお客様を待たせずに、並び順を入れ違うことなくスムーズに御案内するか、につきます。
今回は1回につき40人お客様の入るお茶席を、一日で16回することになっていて、相当ハード。

そこで、多くのお客様に効率良くお茶席へ入ってもらうため、整理券のかわりに金太郎飴を配ることになりました。金太郎飴をひと粒、袋にいれていろんな色のリボンでむすぶ。そのリボンの色によって、お茶席に入るのが何番目かわかるようにする仕組み。最初に受付を済ませた40人にピンクのリボンを渡し、まず1番目にお茶席に入ってもらい、その次入るのが緑のリボンをもっている方々40人、みたいな感じで。
こうすれば、大体の待ち時間もわかるし、仲良し同志で離れずにお茶席へ入れる。
支部のお姉様先輩方はいろいろ工夫されてるんだな〜、と感心してしまいました。

ただ整理券の紙きれを渡されるよりも、季節のお節句を意識した、きれいなリボン付き金太郎飴は場を和やかな雰囲気にするに違いない。
とてもよいアイディア!と思いつつ、黙々と金太郎飴の入った袋、約700個をリボンで結ぶ作業に没頭するのでした。

April 17, 2004

お茶席を持つということ

今日は大先生のもとでお稽古。

5月初旬にいろんな流派がお釜をかける(お茶席をもつという意)大規模なお茶会が護国寺にて開かれます。
護国寺にはいくつもの茶室が点在し、一日のお茶会でたいてい7、8つの茶室が使われる。そのうちの一つを担当することとなった大先生。
ご高齢を理由にしばらくそのような大舞台からは自ら離れていた先生、流派内事情により久々にお釜をかけることとなったようです。

それがせまっていることもあって、今日はそれこそ「さわらぬ神に祟りなし」状態。
ピリピリオーラが放出されており、普段は和やかな会話が行き交うお稽古場もシーンとしている。

お茶席を持つということ。
掛け軸、香合、茶花、花入れ、風炉釜、釜敷き、お棚、水指、茶杓、茶筅、棗(なつめ)、たばこ盆、お菓子、お菓子器………など、まだまだ書き足りないほどあらゆるものをその季節、その茶室の雰囲気にあわせて選ばないといけない。
そして、誰にお点前をさせ、誰にお菓子を運ばせ、誰に半東(お道具をお客様に説明する者。)をさせるか、人の役割分担もとっても重要。
流派を背負ってお茶席を持つからには、失敗はあり得ない。

本当にお茶の先生って大変だなー、と。
でも、あらゆることに気をまわさなければならない分、先生たちはみんなお年より若く見えるし、皆様とても長生きの方が多い。
長生きの秘訣は、お茶のカテキン成分か、懐石料理のようなきちんとした素材をつかったお食事を召されているから、とか考えられますが、一番の秘訣は、その「緊張感」なのではないかな、と思いました。

いやーそれにしても大変なお稽古日でした、無事終わってホッ。

April 14, 2004

さくらとかしわの狭間で。

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桜の季節も過ぎ、端午の節句までにはまだ少し時間がある、微妙な季節感。
こういう時期、和菓子の一つの主流をなすのが、うぐいす豆や枝豆のあんこ。地面から次々と芽吹く、鮮やかな緑を思わせるその色合いは、食べるものを幸せな気持ちへ誘う。
今日のお菓子は地元の駅前にあるお菓子司、中村屋さんの「あわ餅」。ずんだ(枝豆)のあんこがつぶつぶしてて、ホッとする味でした。

そういえば数年前モスバーガーで、玄米フレークシェイクずんだあずきが販売されてた頃は週一回ペースで食べてたなぁ。デパ地下でもずんだ餡を使ったお菓子よく見かけます。
ずんだは、宮城県仙台の特産品。漢字で書くと「豆打」。枝豆を打ってつぶして作るのでこう呼ばれるようになりました。和菓子と言えども甘味が抑え目で、食感もおもしろくて、色合いも美しい。確かに人気がでるわけだ〜〜。

April 10, 2004

あなたの春色、何色?

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April 07, 2004

和スイーツ

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白玉〜
ラブ。
季節感よりボリューム感な気分の時もあるってことで。
でもバナナはどうだろう、、、缶詰めみかんよりはいいか。

April 04, 2004

LOHASフード

LOHASとは、 Lifestyles of Health and Sustainability (健康で持続可能なライフスタイル)の頭文字をとった略語です。
自分や家族の健康はもちろん、地球環境、社会の未来を考えながら生活する、という意味。

最近ある人の影響で、この単語を知りました。
発想として、とても共感してます。うーん、素敵な響き♪

インスタントな購買行動、食生活、人間関係が蔓延する中で、それに危機感を持つ人たちは確実に増えてきています。
その人たちにインスタントな生活を断ち切りましょう、といった直接的なアクションを求めるのではなく、選択余地を与えられるようなサービスなり、モノなりを提供していくことで、LOHASはじんわり広がっていくのでは、なーんって考えてみたり。

ま、このLOHASと和菓子をつなげて考えるのは少し飛躍してしまいますが、、、
和菓子はインスタントな舌では味わえない、その味が食べる者の姿勢を試してきます。
目で季節を楽しみ、舌で自然の産物を感じ、それを通して和やかな会話が続く。。。

LOHASと和菓子、少し重なる部分もあるなー、と思います。
今後この単語をめぐるいろんな動き、たぶん活発化してくるでしょう。注目していきたいですね。

April 02, 2004

漆に咲く花

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美味なお花、漆器に映えます。
これは富貴草(牡丹の花の別名)。
器とお菓子、それは着物と帯の関係みたいです。
どちらかの格が高すぎても、低すぎても興ざめ。
和の心は、バランス感覚にあふれております。

April 01, 2004

薄茶と濃茶

お抹茶と言えば想像するもの、それはカプチーノのような、ふんわり泡立ったものだろう。
この一般的なものが薄茶(うすちゃ)というもの。

この薄茶、流派によって味わいが全く異なります。
裏千家(とその流れを汲んだ諸流派)は上述の通りカプチーノ系ふんわりに泡立てます。
対照的に表千家(とその流れを汲んだ諸流派)はあまり茶筅をふらない、泡立てない。

私はいままで前者のお茶しか頂いたことがなかったので、昨年行った、各流派がそれぞれ席持ちをする護国寺のお茶会で、表さんのお茶を頂いた時には、正直、何か物足りないなぁーーー、と感じたのを覚えてます。

これは好みと、習慣の問題。
どちらが正しいという議論は成立し得ないので、数の勝利、裏千家流のたて方が一般的な薄茶として世間的に認識されているようです。