June 29, 2004

豊島屋 「ほたる」

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June 27, 2004

幽玄な日曜日

今日は、以前のエントリーでも触れたお能鑑賞の日。
むしむしするから、正式には7月に入ってから着る、絽の夏着物を着て、松涛の観世能楽堂へ出かける。
能楽の世界も様々な流派があるが、今日の観世流はお茶でいう裏千家。野球でいう巨人。
そして観世流坂井家の長男・音雅が「道成寺」を演じるということで期待も膨らむ!

連吟、舞囃子とスタートし、能の一本目「鷺」が当主・坂井音重により演じられる。
舞囃子はなんのことやら、理解不能だが、「鷺」はストーリーもよく見えて、「いとおかし」。

やっぱり能はいい!目、耳、脳細胞が一点にぐーーーっと集中する感じ。
お能鑑賞4、5回めにしてやっと、のめりこめた感。

そして「道成寺」。
同じ調子で繰り返される囃子、謡に、最初は眠くなっていたが、ある瞬間から急に謡も囃子も鼓も緊迫感を帯びて来る。
目がランランとしてくる。背筋もゾクゾクする。前のめりになる!
そしてクライマックス、釣鐘が落とされる!

思い出しただけで心が波立つ。

一言では言い表せない、アツイ日曜日だった。

June 25, 2004

豊島屋 「星の橋」

鎌倉駅を降りてすぐに、鳩サブレで有名な豊島屋がある。
ここのお菓子が茶席に使われることは、これまで聞いたことが無い。
いわゆる土産物菓子のお店、と認識していた。
のぞいてみると、なんとも美意識と工夫の凝らされた、素敵な和菓子たちがいっぱい並んでいた!
ちょうどこの日から販売が始まった「七夕」モチーフのお菓子を早速頂戴する。
竹を半分に割ったところに、キラキラの錦玉糖が天の川に見立ててある。

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今夏の夜空、こんなにも美しい「星の橋」がかかることを願って。。。

June 23, 2004

散り際の美

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まさに枯れ、散る直前。紫陽花を鎌倉 長谷寺にて堪能してきた。

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June 21, 2004

風、雨、紫陽花。

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夏至。

一年で一番長いはずの昼間もどこへやら。
外は今年第一号の台風。

ここのところ梅雨期のはずが、晴天つづき。
久々の雨、に強風も加わり、紫陽花にとっては「うれし、でも痛し」といったところか。
先日知人より頂戴した、京都菓匠 静閑院「紫陽花」を、しみじみ味わう。

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きんとん状の白餡に美しく色がほどこされている。
紫陽花の額を表現した、きらめく寒天が口の中でぷちぷちと、存在感をアピール。
浮島(スポンジ部分)は柚子の風味がよく利いていて、もう、すぐそこまでやってきている夏への期待を掻き立てる。

そうだ、夏が来る。

June 20, 2004

仙太郎直中護「竹の水」

渋谷東急東横店には、レアな仙太郎がある。
お店の名前は、仙太郎直中護。

仙太郎は全国的に展開している大菓子舗だが、東横店には一般的なお菓子は置いていない。売り場の奥にお菓子工房があり、そこで職人さんが作ったお菓子がすぐに店頭に出される。種類は少なく、お茶席用ではないけれど、ご時候のものがお揃い。

この日は竹筒に水羊羹が流し込んである「竹の水」を頂く。

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大五郎!?この妙にリアルな絵が笑いを誘う。

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すだれご開帳~

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その奥には、神々しく緑の生命を放つ竹筒!

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実はこのすだれの箱には、通常6本の竹筒が入っている。
しかし、賞味期限4日ということと、冷蔵庫保管のものなので、あまってもよそへ御裾分けというわけにいかない。となると、1日1個頂くとしても、6本はいらない。
そのことをお店の方にお話しすると、この竹の水、天然の竹筒を使っており、太さが均一ではないため、太めの筒を選べば5本でも隙間なく詰めていただけるとのこと。
菓子工房まで太めの筒を選びに行ってくれた。
すぐそこで作られているからこそ聞いてもらえる我が儘。何か、うれしい。

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専用の安全ピンのようなものが入っており、それで竹筒のおしり部分に穴をあけると、
てろんっ、と水羊羹が出てくる。
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味は、やっぱり新鮮!いい意味で手作りの味
デパ地下にはどこも似たような大手菓子舗しかない、と物足りなさを感じている和菓子玄人の方には、是非。
渋谷周辺にお住まいの方も!のれん街1Fです。

June 18, 2004

日本橋paradiso!

日本橋三越、高島屋。
日本一の老舗デパート。いつもここへ来ると興奮を抑えられない。
なんといっても和菓子舗が充実している。
まずは日本橋髙島屋。茶席和菓子の最高峰、京都「末富」へ直行!
ここのお菓子が、特別大好きというわけではないが、そのブランド力と東京での稀少性を考えると、つい、、、
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パッケージの美しさも日本随一。末富の店主は相当商売センスに溢れる方らしく、いろいろご本もお書きになっている。包装紙へのこだわりが、どれだけ重要かということは重々ご承知なのであろう。
箱の裏にまで美しい装丁がほどこされている。

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干菓子のお詰め合わせ。
16日の嘉祥の日のために頂いてみました。
和三盆のお干菓子、口に入れるとスーっと溶ける。

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次は日本橋三越へ。
花園万頭にて、日本橋三越先行発売、トマトの葛まんじゅうを発見!
7月半ばには他店でも販売されるとのこと、おつかいものとして希少価値を狙うなら、7月上旬まで。

June 16, 2004

和菓子の日

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毎年6月16日は全国和菓子協会によって、「和菓子の日」とされている。
由来は平安時代に始まる「嘉祥の儀」。
嘉祥元年(848)に、任明天皇が当時流行していた疫病祓いのため、16種の菓子を供えて
祈願したのが「嘉祥の儀」の始まりとか。

その他の説として、江戸時代、当時流通していた嘉祥通宝「嘉通」が「勝つ」に通じるため
江戸っ子お得意の縁起担ぎで、「嘉通」16枚で菓子を買い求めて食べるなどの風習が民間に定着した、との話も。

とまあ、いろいろな説があるが、年に一度は和菓子が主役になる日があることに幸せを感じる。

そんな素晴らしい日なのに、お店に並ぶ「嘉祥の日」用のお菓子は、紅白饅頭のような、何の変哲も無いものばかり。和菓子業界あやうし!こんなことではどこにも浸透しない!
ヤキモキした気持ちをぶつけるべく、16種の和菓子フルコースを演出してみた。

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左上より末富製干菓子(御銘不明)、鶴屋吉信製「香とり石」、山形県銘菓 佐藤屋松兵衛製「乃し梅」、末富製干菓子2種(御銘不明)、末富製「流水」、鶴屋八幡製「柚餅」、山形産さくらんぼ「佐藤錦」、末富製「うすべに」

薄茶席のお菓子として出される軽い干菓子を中心にアンティパスト9種。

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左上より仙台銘菓 九重本舗 玉澤製「しおがま」、某製パンメーカ製「抹茶ようかん」、塩瀬総本家製「なでしこ」、仙太郎直中製「竹の水(水羊羹)」、小田原 正栄堂製「甘露梅」、「梅太郎」、花園万頭製「葛まんじゅう(トマト)」

メインを塩瀬製「なでしこ」、花園製「トマト」に絞った7種。
抹茶羊羹は製パンメーカー勤務の友人より頂いたもの。味は?だが思い入れはたっぷり。
しおがまは塩け、甘露梅は酸味が程よく、甘さに疲れたらつまむ感じ。

ちょっと16種すべてを一度に説明するのは大変!
明日以降に一つずつ解説していくとしよう。

なでしこ

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16種のメインに置いた塩瀬総本家の上生菓子。
茶席で使われることもしばしば、かなり凝った造りで目で美味しい。

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薄い求肥に白餡が包まれている、口解けのよい品よき上生。

June 13, 2004

竹筒でトライ

本日は日曜日。
日本酒がおいしく頂けるお店を、友人が教えてくれる。

2合たのむとこれで出てきてビックリ。
竹筒自体がキンキンに冷やされている。
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こんな演出をされて、盛り上がらないわけがない。
話はヒートアップ、互いにノリにノッてくる。
気付けば最後の客になっていた二人。。
この竹筒が、我々のテーブルに何本運ばれてきたかは‥‥‥‥公表できない。

たまにはこんな夜もあるものだ。

玉水

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お土産で頂いた水菓子。
水底に透き通った小石がころころしている雰囲気がかわいい。

場を和やかにさせる、ってお菓子の重要な役割。

June 11, 2004

緑の陰

愛知県松華堂菓子舗の棹物。季節によってデザインが変わるが、定番品。
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原材料  小豆餡・米粉・玉子・寒天・伊勢芋・砂糖・着色料(黄4)・着色料(青1)

外見はスポンジケーキのようだが、材料を見ていただければ、食感、味わいは全く異なることが推測していただけよう。

しっとり、シュワシュワーと口に溶け広がるこの松華堂季節の棹物シリーズを、私は愛して止まない。
時々東京のデパートでも諸国名産コーナーに並んでいるので、その時は是非試していただきたい。

June 08, 2004

小豆研究

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和菓子作りを志してから2日が経つ。
作る前に、まず色々研究しないとね、というわけで鼓月の「冷しぜんざい」から、小豆の性質を学ぶことにしよう。お茶缶のようなパッケージ、おもしろい。

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ややや、これは随分大粒の小豆。形が崩れるぎりぎり手前まで、しっかり煮てあるので、口に入れた瞬間ホロホロと溶ける。
冷して頂くものだから、甘みが少し強めになっている。
個人的に、ひかえめの甘さが好みのため、丁度封切りしたばかりのお抹茶を散らしてみる。邪道だけど、今どきの和カフェっぽく。
これが当たり。封切りたてのお抹茶は抜群の香り。甘みとうまく調和し、小豆の味に奥行きが出た。

中にはやわらかーい求肥もちと、栗の甘露煮。
小豆もここまで柔らかく煮ると、栗のようなしっかりした食感のものとでも、上手にマッチする。

兎に角、鍋から目を離さず、くつくつ煮あげる。
和菓子作りの原点、小豆の煮方について、今日は考えてみた。

研究、というほど突き詰める前に、その対象が空っぽになってしまった。
あしからず。

June 07, 2004

鼓月「京むらさき」

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千寿せんべいで有名な、京菓子鼓月の「京むらさき」という水菓子。グラデーションと、透け感がなんとも涼しげ。
上半分、半透明部分はわらび餅風にさらりと仕立てた葛。下半分は小豆の水羊羹。

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水面に舞う金箔が、「京都らしさ」をグッと強調している。
不思議な力だ。

June 06, 2004

和三盆

今日、スーパーマーケットで和三盆を発見。
和三盆は、香川県名産、極上等の手作りのお砂糖。
和三盆というのは、お隣中国の唐三盆に対して、日本で作られた砂糖を指す。
三盆という意味は、盆の上で三度分蜜作業をするところからその名がついた。
和菓子の材料として必ず登場してくる最高級材料なのだ。

その特徴は、独特の風味、淡白さ、そして口溶けの良さ!
口に入れた瞬間にすーっと消え、極上の甘みが平和に広がる。

小学生の頃、NHKの番組で、この和三盆を黙々と作る讃岐の職人たちを取り上げたものを偶然目にした。ごく静謐な番組構成と、砂糖職人たちの「語らぬ、笑わぬ、手のみ動かす」ストイックさに、子供ながら熱いものを感じた。
それ以来和三盆と聞くと、幼少期の激しく心揺さ振られた記憶、つまりはその時の映像、女性リポーターのしっとりした低い声、職人の息遣いとが、勢いよく脳裏に甦る。

その特別なお砂糖を、近くのスーパーマーケットで見つけてしまった。
こんなところで巡り合うはずではなかった。少し気まずさを感じながらも、目の前にあるそれへの強い興味が優り、レジへ並ぶ。

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北海道の大納言小豆も一緒に購入。

この切ない出会いを、結果的にすばらしいものにするために。
今度の休日にでも、和菓子作りに挑戦してみようかと思う。

June 04, 2004

枇杷+α

我々の先祖たる大和民族は、おだやかな農耕漁労の合間に、間食用として、山野にある木の実や果実を口にしていたという。このナッツやフルーツがすなわち果子だったわけで、のちに果の上にクサカンムリがついて菓子となったそうだ。
6世紀初め、中国大陸と親交を深めていった大和民族は、それまで採ってそのまま食べていた木の実や果実を、いろいろな方法で加工するという調理技術を学んでいった。
参考文献 : 柴田書店 「フードコーディネーター教本」

果実が和菓子の原点だったなんて初耳。
というわけで、このwa-gasi.netでも果実をとりあげなければ。

町の果物屋さんでちょうど出始め。いっぱい並んでいた枇杷
ことしの枇杷はちょっとハズレ年、という噂は耳にしている。でも大きくて、よく熟していて、いい感じ。

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これを見てピンと来た!甘い枇杷には甘い黒蜜があう。
こないだの休日に、銀座菊廼舎にて買っていたくずきりがまだ冷蔵庫にのこっているはず。
これはあわせて頂く事にしよう。

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青竹の容器、プラスチックだけどよく出来ている。
膨らむ期待、ごくり。

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ツル、ツルル。
そして枇杷も黒蜜にたっぷりつけて頂く。

今までの人生で嫌なことや悩みなんてあったっけ?と思うくらい美味しくて惚ける。

甘い物苦手な私の父には、この枇杷&くずきりセットを贈ることにしよう。
あ、日本酒も一緒にしようかな。

フルーツにあわせるなら、最近はやっているスパークリング日本酒がよさそう。
明日仕事帰りに探してくることにしよう。

June 03, 2004

色彩魂

せっかくなので、いろんな角度からも和菓子を楽しんで頂きたい。
まず、断面。
ミルフィーユなどの洋菓子を頂くとき、フォークを入れたが最後、形は崩れ、クリームははみ出る、なかなか切り分けられない、そして口にする時には、もう既にボロボロ、なんて経験あると思う。

でも和菓子は、茶席のお菓子という重要な役割を担っているため、食べやすさ、そして口に放る、その瞬間まで美しくないといけない。先程の榮太樓さんの上生、早速いただきます。

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楊枝を入れてみて驚き、そして溜め息。
外見はきらきらして、梅雨に濡れる紫陽花をかわいらしく表現しているなぁ、とは思っていたが。まさかこんな美しい餡があるとは思ってもみなかった。白小豆に着色が施された漉し餡が、目に見えないほどの薄さの求肥に包まれている。

でも、この色。もし洋菓子に使われていたらどうだろう。
例えばシュークリームの中身がこれだったら‥‥。

シンプルな素材を使った和菓子にだけ許された、自由な色彩表現。
日本の文化的背景を、小さな一つの楕円球状に注ぐ。
既定の枠があるからこそ、一種異様なまでに精巧で美しい世界が、和菓子の中に創造されてきたのだと思う。

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こちらのきんとんはオーソドックス。茶席にはこのくらいの落ち着いた色合いが一番しっくりくる。

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こちら「雨上がり」という練り切り菓子。裏返してみると山吹一色でないことがわかる。
山吹色から生成(きなり)へ移行する美しい過程に、つい目も心も奪われる。

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底深い和の色彩文化と、和菓子職人さんの心意気に、感謝と敬愛をこめて、いただきます。

June 02, 2004

伝統色

以前、プラズマ液晶テレビのCMで「日本の美しい色たちが失われつつあります。」というフレーズがあった。
確かに周囲を見渡すと、世界各国の文化に満ち溢れた街々、にぎやかな色が氾濫している。野の花を見てみても、西洋種が混ざったものも多く、しっかりした色合いが多い。

今の子供たちは、これらを見て何色と言うのだろうか。
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緑色、もしくは黄緑色にピンク?
萌黄(もえぎ)色鴇(とき)色が映えるね、なんて言う子供がいたら、みんなギョッとするだろうけれど。
でもこれを黄緑色としか表現できないのは寂しい。

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水色にピンクに透明。そう言ってしまえば、確かにそう。
でも、
透き通った露草色牡丹色だね、なんて言えたら素敵。

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これ、山吹色くらいは言えるはず。幼稚園のクレヨンにも山吹色群青色はあったなぁ。

和菓子には、失われたと言われている日本の伝統色が確実に生き続けている。
今日差し入れに頂いた日本橋榮太樓總本鋪の上生菓子をきっかけに、日本の伝統色についてこちらでお勉強してみた。日常に溢れている光景が、少し違った見え方をしてくる気がした。

June 01, 2004

茶をめぐる世の動向

今日ネットでちょっとショックな出来事を知る。
広尾にある日本茶のお店「蒼庵」が5月初旬に閉店した、とのこと。
このお店、茶葉に関しては相当ストイックに追求しており、その一方でとてもかわいい和喫茶グッズ、茶器なども置いてある、イカした日本茶ショップであった。少しさみしい。

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右は、恵比寿ATREにある「茶都(chat)」という丸山園が展開しているかわいらしい日本茶ショップで求めたお茶缶。
左は、松屋銀座にある「茶の葉」、和カフェも併設したお店のお抹茶。

いずれもオリジナルなスタイルでがんばっているショップ。
特に、茶の葉さんのお茶は種類豊富だし、本格派で、よくお世話になっています。


日本茶をベースにしたおしゃれな専門店や、和カフェ、一時期とっても増えましたよね。
でも今は少しペースダウン?
今後どうなっていくのでしょう。
和菓子と日本茶、切っても切れない関係なので少し気になるニュースでした。