お世話になっている友人へ差し上げた、銀座菊乃舎の大徳寺まんじゅう。
もちもち薯藷の生地に、しっとりした漉し餡が入っている。てっぺんには、京都・大徳寺へ向かう沿道で名物となっている、大徳寺納豆が一粒。
大徳寺納豆の広がりのある塩梅と、餡の甘さがマッチしていておもしろいと思う。
(大徳寺納豆は相当!クセのあるものなので、レッツチャレンジ。)
ボルシチやコンソメスープやなんかに、コトコト煮込んで少し透明がかるくらいまでになったら、それはもう、スープの旨みと相まって、ほら!こいつの歯応えと甘味がたまんないよね!
これがまたホロホロに柔らかくなったお肉やなんかと、あいますな~。。。
っていう、冬の代表選手、かぶです。
前述のような期待をもってこのお饅頭を口にする人はいないとは思いますが。
季節感を楽しみながら、島根・風流堂の薯藷まんじゅうを頂くのも「オツ」かと。
デパートの諸国名産コーナーで出会ったこちらは、1週間くらい日保ちします。
ちょっとかたくなったら、蒸したり焼いたりして愉しめる。
これはちょっと蒸して食べたもの。緑の茎はねりきり。これまたグー。
仕事帰りに最寄駅の駅ビルへ、ほうじ茶とスイートポテトを買いに行く。
ふと隣のおだんごやさんに目をやると、とってもオータムなお団子が!
追分だんご本舗、ご存知だろうか。
デパ地下からショッピングモールの食品フロアから、いっぱいいっぱい出店しているおだんごやさん。
季節ものの好きな私は、大した関心を抱くことなくいつも通り過ぎていた。
そんな石頭の私を鼻で笑うような、このエスプリ?の効いたお団子。
手前は、栗餡がはいっている。真っ赤な紅葉がすごくきれいに映える。
奥の方の柿団子の中身は、柿の果肉を白餡と練り合わせたやさしい味。
一本とられた~!
朝夕ととても冷えるようになってきた。
虎屋の、白小豆ぜんざい(レトルトパック)を頂く。
小豆より淡白な白小豆、あくが少ないため、豆特有のあくが全く無い。
さらりとほっこり。幸せに暖をとる。
今日は知人の誘いで、初台のオペラシティ大ホールへ。
バッハでもプッチーニでもない、今日は雅楽の会。
雅楽をまともに聴くのは、実は初めて。
派手な色彩の装飾が施された舞台が用意されており、(雅楽は中国や朝鮮文化の影響をたくさん受けている)興味津々。
第一部の管絃は横笛、篳篥(ひちりき)、笙(しょう)、琴、鉦鼓(しょうこ)、太鼓、鞨鼓(かっこ)と琵琶、これらが
「ふぁーーーーーーーぷぅおぉーーーんおぉぉんーーーべべぇんー」
と鳴く。
まさに、神前結婚式の時の音楽が延々と続く。
とても優雅で高貴とされている不思議な音、どこに魅力を見出すとおもしろいかなぁ、と考えているうちにウトウト……
第二部は舞楽。2~4人の舞人が舞台左右袖から出てきて、管絃にあわせて舞う。
それぞれの舞に意味がこめられており、その解説もプログラムに記されてあるので不心得者も楽しむことができた。
納曽利(なそり)という舞は、竜が楽しげに遊ぶ姿の舞で、舞人が竜のお面をつけて出てくる。
きらびやかな衣装に顔部分だけ怖そうなお面なので、スターウォーズのダースベイダーを連想する。
獅子舞にも通じるものがあるのが、動物に扮する舞は知らず知らずのうちに、本当に自分とは異なる生き物が舞っているように見えてくるのが、不思議でもあり、おもしろさでもある。
いやはや素敵な音楽会だった。
それにしても宮家のお方々はいつもこんな音楽聴いてらっしゃるのかしらん?
そんなわけもないか。
明日は七五三の日。
その前日の日曜日とあって今日が七五三参りのピーク。
近所のちびっこが晴れ着を着て歩く姿に、頬がゆるむ。
榮太郎の黒飴が、七五三仕様の祝い飴として販売されていた。
缶がかわいくて即買い。
黒糖を使ったこの飴は、黒蜜のかたまりという感じ。濃厚だが嫌味の無いな甘味、一粒で充分満足できる。オフィスのマイデスクの引き出しには常備されているおやつ。仕事中頭がボーっとしてきたらこの甘味でリフレッシュ!
七五三にちなんで、鰹節のかたちになっている。
一缶300円くらいなので、気軽に本物の飴を味わってみては。
今の時期、ブティックやセレクトショップにぶらり立ち寄ると、すぐに気付く。
今年の流行色はpurple。
赤と青の中間色である紫、最も高貴な位という意味を持つ紫、美しい紅葉風景の一片である紫。。。
伝統的日本文化において、多くの意味を有している紫色が、現代ファッションシーンにおいて新しい色付けや塗り替えをされ、多様化している。
それにしても、この鮮やかな流行色に和菓子屋さんで出会えるとは意外だった。
ふるや古賀音庵の紫芋大福。
着色料は一切!使用されていない。天然の紫色。
紫芋パウダーで覆い尽くされた大福の表面は、さながらビロード生地のようでうっとりする。
味わってみると、紫芋の、根菜らしい甘い香りがする。
秋の楽しみがぎっしり詰まったお菓子だった。
11月最初のお稽古日は、お弟子さん全員が集まって炉開き。
茶道では炉の開かれる11月が一年の始まり、お正月。
だから着物も、茶席において、正装にあたる色無地(絵柄のない着物地に家紋が刺繍された格の高いもの)を着る。
そして、大先生が一番初めに、炉の開かれた茶室でお点前をなさる。
大先生のお点前を拝見することができるのは、一年のうちでこの炉開きの時、一度だけ。
貴重な貴重な日なのである。
緊張した30分弱の時間が過ぎたら、ふっと場の空気がやわらかくなり、次々と皆で順番にお茶を一碗ずつたててゆく。
この時に必ず出されるのが、こちら。亥の子餅。
宮中行事に由来しているこの風習は、旧暦の10月、最初の亥の暦、亥の時間(午前9時~11時)に、無病息災を願ってこの亥の子餅を食べる。
なぜイノシシなのか?
イノシシは子供をたくさん産む動物。
安産祈願・子孫繁栄と結びつけて考えられ、古くより縁起がよい動物とされてきた。
今年収穫できた穀物(米・黍・小豆・胡麻など)を使って、イノシシの子供を思わせる丸っこい素朴なお菓子が作られる。
これを頂きながら、無病息災、この一年また新たな気持ちで茶道のお稽古に邁進できますように、と新年の誓いを心でつぶやく。