無類のお赤飯好き。
おめでたいこと、何もなくても、お赤飯。
通常「ささげ」という小豆よりすこし小ぶりな豆を使うものだが、いつも我が家は大納言。
そして最近は母の考案した、うずら豆赤飯が我が家でブーム。
お豆がおどろきの大きさ。その分しっかり豆の食感とコクと甘みが味わえるから豆好きにはたまらない。お正月らしく栗の甘露煮を添えてみた。
さて、こちらは我が家のお正月の大定番、かぶなます。
祖母のつくるこのなます、昆布、人参、柚子がたっぷり入っていて、薄くスライスされたかぶとの食感が絶妙。
これなしには年も越せません。
甘いお年賀菓子を頂いたあと、口直しにこれが最高なんですよ!
12月21日、今日は一年で一番昼が短い日。
冬至には、お風呂に柚子をうかべて温まり、南瓜を食し、寒さにさらされている身体をいたわる風習があります。
この時期、忘年会だ、クリスマスパーティーだと浮かれていると、簡単に風邪をひいてしまいそう。
近所の八百屋さんで、見た目がかなり悪い柚子たくさんを50円で持たされたので、千切りにして蜂蜜で煮込んでみました。
柚子茶、焼酎お湯割柚子入り、柚子シャンパン……と飲み物のアレンジとして使いたかったので蜂蜜とお砂糖は控えめにぐつぐつぐつ。
柚子のほんのり苦味とさわやかな香気があわせるものを選ばない!
というわけで、こちら浅草は「梅園」のくず湯(本葛と砂糖と片栗粉でできた固形または粉末状のもの、お湯で溶くと、とろりとした透明の御汁粉ができあがる。)に柚子煮を。口切たてのお番茶の葉で香りも加えて。
そして、大好きな、東日本橋にある「龍華」の杏仁豆腐にもあわせてみる。ついでに浅草「梅園」の切り山椒(求肥のようなモチモチに山椒の粉がまぶされている渋い下町菓子)も添えて。
ポカポカのお部屋で、ふんわり杏仁に柚子!寒いってのもいいものですね。
冬至も近づき、ゆずを使ったお菓子が旬である。
今日のお稽古では、お干菓子としてこちらゆず餅が使われた。
5枚がかわいらしいカゴに入って200円。
とてもとっても柔らかい求肥に、ゆずが練りこんである。
すごく、香り高い。ゆず特有のクセが、いい意味で抑えられてある。
広げると、花びらのようでもあり、はたまた今日の満月をも思わせる。
中がムースのように見えるが、口に入れてびっくり。落雁のようなかたい食感。
外側は練りきり。
和菓子が好きで好きで、心から好き!という方でないと、食べられないかも。
落雁がとてもヘビー。食感も甘さも。
落雁ファンはお試しあれ!
百合根 YURINE
お正月料理によく使われる高級食材。
オニユリ、コオニユリ、ヤマユリの球根。
球根が、たくさんの燐片が重なり合って形を成していることから、「百合」の字があてられた。
百合根は3年近くかけてじっくりと育つ。そのため、栄養がしっかり蓄えられており、滋養強壮効果、漢方薬としても利尿や咳止めの薬用効果が認められている。
生産シェアのほとんどが北海道で、柔らかく傷つきやすい食材のため、おが屑に包まれて運搬される。
ほんのり甘くクセのない味、そして少し粘り気のある柔らかな食感は、茶碗蒸しに入れたり、スープやあんかけなどで食べられている。
11月中旬から1月にかけて市場に出回る。
この旬の食材を、新橋・文銭堂本舗では丁寧に裏漉しし、百合根自体の甘味を生かすため、砂糖の分量を控えめにして、きんとんにしている。
きんとんの上部には、写真ではわかりにくいが、ほのかに赤みがかった色がのせられておりとても気品ある佇まい。
デパ地下の有名和菓子屋さんにはない、オリジナリティ溢れる上生菓子。
こういう出会いがあるからこそ、街の小さな和菓子屋さんってすばらしいな、と思う。
椿餅は日本最古の餅菓子の一つ。
二千円札に描かれている平安時代の美女、紫式部によって書かれた古典文学『源氏物語』の中に登場する数少ないお菓子。
若菜の巻上に、若い人々が蹴鞠で遊んだ後に、梨や柑橘類の果物と一緒に、この「つばいもちひ」を食べる場面がある。
2月の季節菓子として、茶席によく登場するもの。
少し時期が早いが、ここのところ急に気温が下がり冬モードなので、12月最初のエントリーとして銀座菊乃舎の椿餅をとりあげる。
椿は炉の季節の茶席に、最も多くかざられる花の一つ。
椿の花のはかない美しさはもちろん、椿の葉っぱは寒い外気にさらされながら栄養を蓄えるため、表面が非常に硬く、光沢があり、葉っぱだけでも絵になるほど美しい。
これを生かして、餡を包んだ道明寺糒の上下を2枚の葉で包む。
桜餅とは異なり、葉の香りはほとんどないため、味わいはいたってシンプル。
味わいながら、冬の到来を実感。