May 25, 2005

白鷺宝 Hakuroho

久々のおつかいものシリーズ。
今回は、困った時には重宝するとっておきを。

埼玉県浦和の銘菓、浦和花見の白鷺宝(はくろほう)。都内だと新宿伊勢丹と日本橋三越に常設売場があります。
おつかいものに大切なポイント「日保ち」「価格」「話題性」。
これらを全て満たした、さらに「ボリューム感」もある、白鷺宝。
hakuro1.JPG

季節によって変わる、箱包装。ひかえめでいい雰囲気出してます。

hakuro2.JPG

1個60円です。8個箱代込みで650円くらい。大勢いるところへ持っていくには、このくらいの価格がうれしい。

hakuro5.JPG

季節毎に、限定ものが出ます。今はお新茶の季節なので、「茶ちゃ」白鷺宝。
こないだはこしあんバージョンも見かけました。しらさぎの卵をかたどって、新鮮な卵の黄身をあんに加えて、こんがり焼き上げ、薄くミルクをかぶせる、という独特の製法。
しっとり、ひんやり、スーっと口に馴染んでいきます。

hakuro4.JPG
hakuroho6.JPG


これがお抹茶にはもちろん、コーヒーにも、特に紅茶、春摘みダージリンなんかにすごくよく合います。
常温保存で1週間、冷蔵・冷凍保存で1ヶ月も日保ち。

なにかと兼ね備えた逸品なのです。

May 21, 2005

せん茶万頭 花園万頭

shincha.JPG

静岡産の新茶を使った柔らかな薯蕷(じょうよ)皮でこしあんを包む…
オツです。

お新茶の香りがたまりませんのっ!
花園さん独特のきめこまやかなこしあんに溶けこむ、そのふわっと、でも力強いフレッシュな香り。
少し冷やしていただくと、またよいですよ~

6月15日までの限定です。

May 17, 2005

歩き方

今回のお茶会ではお運び(お菓子鉢、お茶碗、茶巾台をお客様に運ぶ人のこと)をさせていただきました。
お運びはとにかく足運びが難しい。一般的な和室にある関東間(ま)の畳とは違って、お茶室には京畳(きょうだたみ)が敷かれています。88×176cmの関東間に比べて、京畳は95×191cmと、縦横ともにひとまわり大きいのです。
普段のお稽古場で関東間の畳に慣れている者にとっては、歩幅の調節が難しい。

調節、というのも、決して畳の縁(へり)は踏んではなりませぬ!だからなのです。

「歩き方」秘密の大特訓を、お稽古終わって静まる道場で延々と繰り返し、今回の茶会に臨んだわけです。
それを指導してくださったのが、茶道と同時に、能楽のお勉強に精進されていらっしゃる方。
お能独特の足運び、実は茶道の足運びもほとんど同じということ。常につま先に緊張を保ちつつ、よく見るとすり足ではないのです。
文字で説明するには難しいのですが、なんとも美しく、自然な歩き方。
真似しようとして、逆に不自然な歩き方になっている私に、「20年修行すれば身につくよ」と笑ってフォローして下さいました。

お茶のお稽古って、始める前は、ただいろんな種類のお茶の点て方を教わるだけなのだと思っていたけど、それ以外に学ぶことが膨大に存在します。

歩き方を指導してくれた方が、こんなアドバイスを下さいました。

「 全部を学ぼうとしても、お家元だって絶対無理なんだ。
 何か一つ、料理でも、茶碗でも、お菓子でも、書でも、なんでもいい。
 一つ自分の好きなことを追求しなさい。
 食べることが好きなら、とにかく諸国のうまいものをさがせ。
 茶碗が好きなら世界中の美術館を見てまわれ。
 私は能楽が好きだから、能楽を一生懸命勉強した。
 お茶とは関係のないことと思ったけど、一生懸命やってた。
 そしたら、いつかそれがつながる時がくるんだ。
 自分の得意分野を磨いておけば、必ず、いろんなものと結びついて、想像している以上のものが生まれるから。
 茶道は懐が深い。
 必ず自分を受け止めてくれる。
 
 だから私は誰が何と言おうと、お茶が好・き・だ!」


茶の湯とは ただ湯をわかし 茶を点てて 飲むばかりなる ものと知るべし

この利休百首の一葉は、そういう、いろんないろんなありとあらゆる稽古を身に付け、極めた方が、その先に見るものだと思います。いろいろ経て、この言葉を実感できるのは何十年後のことでしょうか、楽しみです。

May 16, 2005

花菖蒲

ayame.JPG
両口屋是清製 「花菖蒲」

支部茶会でのお茶入の銘は「あやめ」でした。
紫、my favorite colorです。
よい季節だ。。

May 15, 2005

お茶会の後

突然の雨に降られながらも、何とか無事支部茶会を終えることができた。
400人のお客様に、お濃茶を差し上げる。
お濃茶はお薄にくらべて練るのに時間もかかるし、扱うお茶碗の格だってお薄に比べて何倍、何十倍、高価。お道具も同様、いちいち格が求められる。
格式高い席だからこそ、私のお得意「うっかり、ご愛嬌。」では許されない。

このお茶碗を欠いてしまったら、命でもって詫びるしか…と震える手を抑えながらのお運び(お菓子鉢、お茶碗、茶巾台をお客様へ持っていったり下げたりする役)。

お運びは、替え足袋を2、3足持ってくるのが鉄則。お客様の前で座って礼をすることが多いので、足袋の裏が少しでも汚れたらすぐに履きかえられるように。
立ったり座ったり、お茶碗を出したりひいたり、簡単なことのようだけど、一席に40人いるお茶室の中で、無駄なく、機転を利かせながら動くことは難しい。この動きで、どれだけその人がお稽古を積んでいるか、お茶事経験が豊富かが、すぐわかる。素人の目にも、その違いが歴然としていることはわかると思う。

2ヶ月にわたり、付け焼刃で練習はしたが、自分の至らなさをつくづく実感させられた一日だった。

今日のお菓子は源太さんの「薫風(くんぷう)」。くずでえんどう豆を包んだもの。
お豆のグリーンにくずの薄いベールがきれいにかぶさって、隣の方と顔を見合わせるくらい美味でした。写真は残念ながら…。

May 10, 2005

あがり羊羹

agariyou.JPG

まだまだ続きます。愛知の名菓たち。
こちらは来週の支部茶会で使う予定の、松華堂菓子舗「あがり羊羹」。

「あがり」の由来は、江戸時代に尾張徳川家へ御用の品として献上されたことからきています。水羊羹と蒸し羊羹の中間のような柔らかな食感で、少しういろうにも似ています。
これに山芋をすりつぶして蒸した薯藷と組み合わせるよう、先生が注文なさったもの。

少し夏を先どって、清涼感を演出です。

May 05, 2005

両口屋是清 黄金柏・柏餅

こどもの日にちなみまして、かしわ餅。餅粉でつくられた柏餅は重いし、楊枝で切って頂くにはまとわりついていただきにくい。餅は餅。手でつかみ、がぶりと頂くのがよろしいようで。

この類いの餅菓子がそのままお茶席にふるまわれる事はめったにありません。
あえて、かしわ餅をお茶席で使うならば、素材を工夫して、食べやすいようにお出しするのが心遣いというもの。
こちら両口屋是清のかしわ餅。餅ではなく、ういろう製です。
切り口からおわかり頂けるでしょうか、楊枝できれいに切れます。

kasiwa2.JPG

今、万博開催中、日本中の注目の的、愛知。愛知県はとても茶道がさかんな土地で、数々の名菓子司があり、両口屋是清さんもその一つ。あとは美濃忠とかが有名です。
そして、ういろうは、言わずと知れた名古屋名物。
さらに、この黄色い方、黄金柏。ミソ餡が入って、いよいよ名古屋菓子ですねぇ。
お味は、味噌カツや土手煮とはおよそ程遠い、あっさり甘みでした。

kasiwa1.JPG