August 26, 2006

第30回花月研究会

060828_0051~01.jpg

この度の花月研究会のために2ヶ月間お稽古をしたのは、七事式の一つ、且座(しゃざ)。
且座では5人皆が役割をもっている。正客は香をたく。次客は主の求めに応じて花を入れ、三客は炭をつぐ。東は亭主の役で、客に対してそれぞれに所望の挨拶をして濃茶を練り、半東は給仕役をし、薄茶を点てる。この役割はあらかじめ決められている。

且座とは、日本仏教の根本思想にまつわる語句とされている。宇宙万法は各々その位するところに住して(とどまって)いる、例えば山は高くそびえ、水は長く流れるというように。それが自然の道理。そしてその自然の道理にしたがって守るべきことはきちんと守っているのが自然の相であり、点前を通して自然の法則、不変の真理を学ぶという思想が、且座にはこめられている。
各自が「山は是れ山、水は是れ水」と、在るべきところ、守るべきところをきちんと守って最後まで責任を全うしていく。
しっかりと稽古を積まねば到達できない、とても大切な花月之式なのである。

私はこの度、次客を担当。朱塗りの手桶花入に涼しげな白の鉄線(てっせん)を入れました。
この写真は、その時生けた鉄線を自宅へ持ち帰り、もう一度生けなおしてみたところ。


掛物
女郎花 咲きたる野辺を 行き廻り 君を思ひ出 た廻(もとほ)り来ぬ   大伴池主

茶杓
滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ   藤原公任

投稿者 sawacoo : 06:08 PM | コメント (0)